日本バレー男子、北京オリンピック出場決定

昨日、16年ぶりに日本・男子バレーチームがオリンピック出場を決めました。
ひとつ前の記事でエラそうに厳しい事を書いたが
イタリア戦での自滅気味の敗戦が初戦で良かった。
ある意味あの戦いがあったから、兜の緒を締める事が出来たのだろう。

北京を決めたアルゼンチン戦。
1セット目をとられたが、踏ん張り2セット目、3セット目を取り返した。
「行けるぞ」
と思ったのも束の間、4セット目。
アルゼンチンのブロックが炸裂。
日本はここで決めたかったはずなのだが、ここで勝ちきれない所に世界との差があるのだろうか。
勝負はフルセットへ。

途中イタリア戦の悪夢が甦りそうになる1コマもあったが
ジュースへもつれ込んでからの、あのゴッツのサーヴ。神懸かりというか、なんというか。
最後は荻野選手が決めるなんて、劇的すぎる。

今日のアルジェリア戦。
今までと変わりないメンバーとプレー。
途中から出場した斎藤選手、ゴリこと清水選手と福澤選手の大学生コンビも活躍した。
特に福澤選手。あの跳躍力は魅力的。
ストレートでアルジェリアを降した。

さて今日でバレーボール・北京五輪世界最終予選兼アジア予選男子大会は終了。
結果は

 1位 イタリア   7勝0敗
 2位 日  本   6勝1敗
 3位 韓  国   4勝3敗
 4位 アルゼンチン 4勝3敗
 5位 豪  州   3勝4敗
 6位 イ ラ ン  2勝5敗
 7位 アルジェリア 2勝5敗
 8位 タ  イ   0勝7敗

ここでもタラレバ禁物だけど、考えてみたらイタリアに勝ってたら全勝で1位。
アジアの1位が韓国か。
オーストラリアは日本に負けて完全にキレてしまった様な感じ。

オリンピックまで間がないのにWGPもあるし
どうするのだろうか。手の内隠すのか、全力でぶつかって行くのか。

極私的感想を述べさせてもらうと、やはり昨日の試合。
オリンピック出場が決まった瞬間は、目頭が熱くなりました。
16年ぶりに閉ざされた扉を開けるのに、どれだけの苦労があったのか
想像もできないですが、見てるものを感動させる事が出来る選手たちは凄いと思います。
でもこれからが勝負。
まだまだ挑戦者という気持ちを忘れる事無く、前進して行ってもらいたい。
監督のメダル獲り宣言。いちばん上を目指さんものは何も得られん。


とにかく、オリンピックまであと僅か。
それまで怪我などせず、本番へ挑んで欲しい。

今日の中継の途中、3セット目の前に試合の映像が流れてるバックに
エイジアの「ドント・クライ」がかかってた。
もう泣くな、ということか......、ようわからんが(苦笑)